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コラム ヘルニア: 2017年6月

ヘルニア急性期における症状の例

急性期の症状

腰椎椎間板ヘルニアの痛みは,始めのうちは何か違和感があるなと感じる程度で軽いものですが,それが椎間板ヘルニアだと気づかずに放置したり,忙しくてそのまにしてしまう方がほとんどです。 その軽い段階で治療出来れば1番良いのですが治療しないでそのままにしておくと本格的に発症し,非常に激しい痛みを味わう事になります。 中には痛すぎてベットから起き上がれなくなったり,真っ直ぐ立つ事も出来なくなったりします。

その様な痛みの発症から1週間ほどの期間を『急性期』と言い,この期間はとにかく激しい痛みが襲い掛かって来ます。 何故かと言いますと脳から足の先まで神経が走っていまして,今まではその神経に触れていなかった物が突然神経に触れてしまうからです。 虫歯を治療された方は治療を受けている時に神経に触れた痛みを覚えていらっしゃる方もいるかと思いますが,その痛みか,それ以上の痛みが腰に持続するのでどれだけの激痛か何となく想像して頂けたかと思います。

対処法

早く痛みを取り除く為には神経に触れている髄核を元の位置へ押し戻してあげる事で神経に触れなくなるので,後は炎症(熱をもっている)がひいていけば痛みは無くなります。 (だいたい炎症は2~3日でひいて行きます) 尚,患部を冷やしてあげるとより効果がみこめます。

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